17.10.3

小学生へのお話会

修学旅行で横浜に来ている小学生に向けて「共生」について話をさせてもらいました。子どもたちは人権や差別のことについて勉強をしていて、信愛塾以外にもハンセン病資料館や食肉市場の見学も日程に含まれているそうです。信愛塾からはボランティアの方や信愛塾を卒業した大学生を含め、5人がそれぞれの立場で話をしました。

センター長からは横浜の在日外国人をめぐる状況と信愛塾の概要の説明がありました。ボランティアの先生からは、働いていた小学校が現在、6割の児童が外国にルーツがある子どもたちで、彼らがその中でどのように一緒に学び、学校生活を送ることができるようになるか。そういった学校の取り組みを紹介してくれました。信愛塾スタッフの大学生と信愛塾を卒業した大学生は、彼ら自身が外国籍です。その彼らの生い立ち、成長過程での悩みや苦労など、当事者としての経験を語ってくれました。その中でも外国籍というイメージで接するのではなく、その人自身を見てもらいたい、という言葉が印象的でした。僕からは信愛塾で1年間働き、多くの人と出会い、様々な出会いを通して考えた「外国人との共生」「共に生きる」ことについて話をさせてもらいました。

長時間の移動や忙しい日程による疲れのせいか眠そうな子どももいましたが、最後まで話を聞いてくれましたし、質疑応答の時間にはぽつりぽつりと自分の意見を話してくれました。

この会で信愛塾側から話したことが何か一つでも、話の内容ではなくてもこのような状況が社会の中にあるということだけでも心の片隅に残っているといいなと思います。そしてできれば彼らの人生に少しでも役に立つことを願っています。

また個人的なことになりますが、話す時間をもらったことでこの1年を俯瞰し、信愛塾が大切にしている「ともに生きていく」ことについて考える機会になりました。外国にルーツのある人とどのように「ともに生きて」いくか。それは彼らと接する機会やその頻度が必ずしも左右することではなく、外国人と日本人という国籍の違いでもなく、1人の人間とどのように接しようとするか。そのような想いを実感として得られたことに大きな意味があったと考えています。

知識も経験もまだまだ不足しています。そして日々学ぶこと、感じること、考えることの多い毎日を過ごしています。信愛塾をより盛り上げていくためにも、信愛塾の使命を改めて胸に刻み、様々なことに挑戦していく2年目にしていきたいと思います。

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