信愛塾文庫

国籍条項・心の壁の撤廃まで

横浜における国籍条項撤廃運動のあゆみを綴った第1部は、地域に暮らす外国人と「共に生きる」社会づくりへの足跡でもある。
そもそもなぜ国籍条項撤廃が取り組まれるようになったのか、横浜市との第一回目の交渉から(任用制限付き)撤廃に至る課程のなかで、多くの人が「国籍条項」の存在に向き合い、撤廃に向けて動き出す。地域と全国との連携、そのダイナミックな動き・運動の拡がりを明らかにしている。
また、第2部では国籍条項の歴史的背景と今日的意義を、第3部では生活実態から見た国籍条項の問題点をそれぞれ研究者と市民運動の実践者が明らかにしている。また、運動の課程で出された要望書、他都市との比較、6県市の職員採用案内などデーターも豊富である。

横浜市職員採用の国籍条項撤廃をめざす連絡会[編]
明石書店
A5サイズ/125ページ
※在庫切れ